はじめに
こんにちは、管理人MASAです。
今回はU-NEXT HOLDINGS(9418)の株主優待を利用して、2024年にオープンした話題の映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」へ行き、クリストファー・ノーラン監督の超大作『オデュッセイア』を鑑賞してきました。
テアトル系列の優待も素晴らしいのですが、U-NEXTの映画クーポンは「事前にネットから座席予約ができる」のが本当に便利です。
あらかじめスケジュールが組めますし、当日に「良い席を取るために早く劇場へ駆け込まなきゃ!」というプレッシャーが一切ありません。
しかも、こちらの一般通常料金は2,000円。それが優待の1,800ポイント(1,800円相当)で引き換えられるので、200円分おトクに観られるのも地味に嬉しいポイントです。
👇 U-NEXT HOLDINGSの株主優待制度については、こちらの記事で詳しく解説しています。
クリストファー・ノーラン監督超大作『オデュッセイア』本予告
初訪問の劇場と、世界初全席導入「音響体感シート(FLEXOUND)」のリアルな感想
「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」は、みなとみらい地区の大型商業施設「MARK IS みなとみらい」の中にあります。
みなとみらい駅直結、桜木町駅からもランドマークタワーを経由する屋根付きの「動く歩道」を使えば、雨の日でもほぼ濡れずにアクセスできる好立地・・・のはずでした。
しかし、鑑賞当日はあいにくの強風まじりの雨模様。
桜木町駅から向かったのですが、横風が吹き込んできて動く歩道で軽く濡れ、さらに久しぶりの「MARK IS」だったこともあって出口付近で少し迷子になり、追加で雨に降られるというお約束の展開に(苦笑)。
なんとか到着したロビーは、全体的に間接照明が効いたシックで落ち着いた雰囲気。従来のシネコンのようなガヤガヤした喧騒がなく、知らなければここが映画館だと気付かないほどお洒落な空間です。
そして、この劇場の最大の売りが世界初の全席導入となる「音響体感シート(FLEXOUND)」。
「シート自体にスピーカーが内蔵され、音と振動を全身で浴びる新感覚の音響体験」とのことで、期待に胸を膨らませて着席しました。
実際に体感してみた率直な感想としては・・・
- 低音の振動はとにかく強烈:爆音や重低音のシーンでは背中からダイレクトに震えが伝わり、大迫力そのもの。ただ、場面によっては「映像の迫力に対して、ちょっと振動を誇張しすぎてないか?」と感じる瞬間もチラホラ。
- シートからの音響効果:劇場のサラウンドスピーカーが優秀なため、正直「シート自体から音が出ているかどうか」までは明確には聞き分けられませんでした。
- 座席の快適性:シートスペースはゆったりとしていて足元もかなり広く、約3時間の長尺上映でも身体が痛くならず非常に快適でした。
公開から1ヶ月以上が経過し、1日の上映回数も減っていたため「空いているかな?」と思っていましたが、上映開始が近づくにつれて続々と席が埋まり、開演時には確認できる範囲で全56席がほぼ満席!
休日の夕方という時間帯もありますが、『オデュッセイア』の根強い人気と劇場の注目度の高さを実感しました。
▶︎ ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい 公式サイト
▶︎ 音響体感シート「FLEXOUND」の詳細はこちら
巨匠ノーランが挑む古代叙事詩、今回は「時間軸迷子」にならずに没入!
クリストファー・ノーラン監督が、古代ギリシャのホメロスによる超大作叙事詩の実写化に挑んだ本作。
神話という壮大な枠組みを借りながら、極限状態における人間の深層心理に容赦なく切り込む、圧巻のスペクタクル巨編に仕上がっていました。
ノーラン監督といえば、以前劇場で観た『オッペンハイマー』の時は、「複数の時間軸がパズルのように交錯する難解な構成」で、少し迷子になってしまいました。
今回も身構えて鑑賞に臨みましたが、本作は時間軸のシャッフルで混乱させられることもなく、すんなりと物語の流れに入り込むことができました。
👇 クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』を観た時のレビューはこちら
圧倒的なスケールと、旅情を掻き立てるスペクタクルロマン
物語は、難攻不落を誇った都市トロイを陥落させる歴史的瞬間から幕を開けます。
そこからの10年に及ぶ帰路は、まさに苛烈な大冒険の連続。
不気味な怪物が潜む荒れ狂う海を彷徨い、人間を動物の姿に変えてしまう魔女の島や、口にすると記憶を奪われる「蓮の実」の誘惑に囚われる孤島など、想像を絶する年月を波間で過ごすことになります。
命からがら辿り着いた故郷イタケでも、宮殿を占拠し妻に言い寄る傲慢な求婚者たちとの息詰まる対峙という試練が待ち受けています。
身分を隠して帰還したオデュッセウスの真の正体に、周囲の人々が徐々に気付いていくシークエンスは、張り詰めた緊張感も相まって胸が熱くなる屈指の名シーンでした。
腹に響く民族的な太鼓のリズムも、劇中の緊迫感を抜群に煽ってくれます。
そしてラスト、平穏を取り戻したはずの主人公が、過酷な旅の果てに葬り去ることのできなかった仲間たちを弔うため、再び水平線の彼方へと漕ぎ出す姿には、切なくも壮大なロマンが漂っていました。
スクリーンの空気を支配した、二人のキャスト
この過酷な旅路を牽引した俳優陣の熱演は見事でしたが、特に強烈な余韻を残したのが以下の二人です。
- マット・デイモン(主人公・オデュッセウス役)
屈強な軍勢を束ねる圧倒的なカリスマ性を放ちながらも、その内面では戦争の惨劇と過去の亡霊たちに激しく苛まれ続ける男。英雄の仮面の裏にある脆さや哀愁を、繊細かつ重厚に体現していました。 - ゼンデイヤ(トロイアの巫女および女神アテナ役)
本作で最も心を奪われたのが彼女の存在感です(彼女の役回りの真意は、鑑賞後に調べて鳥肌が立ちました)。決して出番やセリフが多いわけではないのですが、エキゾチックでどこか浮世離れした佇まいと射抜くような眼差しが、観る者に強烈な違和感と神秘性を植え付けます。本来なら不自然に見えるはずのシーンでも、彼女がそこにいるだけで不思議な説得力が生まれ、映画全体に不穏で美しいスパイスを加えていました。
散りばめられた「辻褄の合わない違和感」の数々
一方で、管理人のようにギリシャ神話の原典に詳しくない視点から観ると、物語の展開の中にいくつか「ん? これはどういうことだ?」と引っかかる描写がありました。
- トロイの木馬はどうやって作ったのか?
敵の近くにあるであろう浜辺に、突如として出現する巨大な木馬。あれほどの巨像を、敵に察知されずどこでどうやって秘密裏に建造し運んできたのか、もう少し納得感のあるプロセスが描かれてもよかった気がします。 - 屈強な戦士しか乗っていないはずの船にいる女性の謎
男たちしかいないオデュッセウスの船上に、なぜか当たり前のように紛れ込んでいる中東風の女性。トロイ陥落時に犠牲となった巫女の亡霊のようにも見え、強い違和感を放っていました。 - 巨人の目を突いた後、どうやって洞窟から脱出したのか?
一つ目の巨人キュクロプスによって巨岩で塞がれた洞窟。人間の力では到底動かせないはずの岩を、巨人の目を潰した後にどうやって動かして脱出したのか、具体的な描写が省かれていたように感じました(管理人が見逃していただけかもしれませんが・・・)。
「すべては蓮の実が見せた幻覚」と捉えると、パズルが綺麗に噛み合う
映画館を出て、夜のみなとみらいを歩きながらこれらの疑問を反芻しているうちに、ある一つの仮説に行き着きました。
「これは現実の冒険譚ではなく、蓮の実の成分に溺れたオデュッセウスが、罪悪感とトラウマの中で見続けていた『脳内トリップの物語』だったのではないか?」
そう考えると、劇中に散りばめられていた不条理や辻褄の合わなさが、一気に一本の線で繋がります。
旅の途中で負った重傷の苦痛を紛らわせるために与えられた「蓮の実」。
オデュッセウスがその深い快楽と忘却に依存してしまい、狂った時間感覚の中で強烈な幻覚を見ていたのだとすれば、ところどころの描写が不条理で辻褄が合わないことにも説明がつきます。
彼を苛む怪物や亡霊たちの正体は、外の世界の脅威ではなく、彼自身の心の内にある「消えない罪悪感」の具現化だったのではないでしょうか。
多くの部下を死なせてしまった後悔、故郷に置き去りにしてきた家族への後ろめたさ、生き延びるために犯した虐殺や非道への激しい自己嫌悪。
それらが幻覚作用によって増幅され、終わらない悪夢となって彼を苛み続けていたのです。
そして、ゼンデイヤ演じるアテナは、トロイ陥落の夜に無残に殺害された巫女の姿を借りて現れた、オデュッセウスの「良心の声」だったのかもしれません。
彼女は彼を責め苛むのではなく、自らの犯した罪を受け入れさせ、魂を救済へと導くための精神的な道標だったと言えます。
だからこそ、オデュッセウスは平穏を取り戻したはずの故郷イタケを離れ、まだ見ぬ西の地へと再び旅立ったのです。
それは、彼が本当の意味で自分の心と向き合い、葬りきれなかった仲間を弔うことで、自らの魂を救済するための切なくも美しい「精神の巡礼」だったのではないか・・・。
単なる古典叙事詩の豪快なアクション映画に終わらせず、人間の罪と救済という重層的なテーマへと昇華させたクリストファー・ノーラン監督の手腕には、改めて脱帽させられる一作でした。
(※あくまで管理人の独自解釈です。)
鑑賞後の総括:3時間の長尺を忘れさせる圧巻の没入感
約3時間におよぶ大作ということで「途中でトイレに行きたくならないか」と少し心配していましたが、そんな不安も吹き飛ぶほど作品世界に入り込める見応え十分の一作でした。
気づけばあっという間にエンドロール。(黒地にブルーの文字だったエンドロールが少々見づらかったのはご愛嬌ですが・・・笑)
難解なパズルを解き明かすような面白さと、神話のスペクタクルを最新の音響体感シートで味わう劇場体験が両立した、満足度の非常に高い鑑賞となりました。
この1年間の映画館で観た私的ランキング
1位 開戦前夜(2026年9月観劇)
2位 オデュッセイア(2026年10月観劇)NEW
3位 Michael/マイケル(2026年7月観劇)
4位 ワン・バトル・アフター・アナザー(2026年1月観劇)
5位 手に魂を込め、歩いてみれば(2026年1月観劇)
6位 踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!(2026年9月観劇)
7位 ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。(2026年4月観劇)
8位 ラプソディ・ラプソディ(2026年5月観劇)
9位 本当にあった話(の話)(2026年10月観劇)
10位 災 劇場版(2026年2月観劇)
※ランキングは「この1年で映画館で観た中で、どれだけ心に残ったか」という私的基準です。映画そのものの良し悪しというより、「そのときの自分の気分にどれだけフィットしたか」です。
株主優待情報(2026年10月24日時点)
U-NEXT HOLDINGSの株主優待は保有株数に応じてU-NEXTの視聴やポイントが付与されます。
このポイントは有料コンテンツのほか映画チケット引換クーポンにも利用できるので、映画好きなら持っておいて損はない、エンタメ優待銘柄です。
| 銘柄 | U-NEXT HOLDINGS(9418) |
| 株価 | 1,848円 |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
| 配当予想 | 19円 |
| 配当利回り | 約1.02% |
| 優待利回り(100株保有時) | 約8.21% ※1 |
| 優待利回り(1,000株保有時) | 約2.59% ※2 |
| 配当+優待利回り(100株保有時) | 約9.23% |
| 配当+優待利回り(1,000株保有時) | 約3.61% |
| 優待内容 | 必要株数 | 備考 |
| 「U-NEXT」90日間視聴料+1,000ポイント付与 | 100株 | |
| 「U-NEXT」1年間視聴料+毎月1,800ポイントプレゼント | 1,000株 |
※1:U-NEXT月額料金2,198円×3ヶ月×2回+1,000ポイント×2回=15,188円相当として計算
※2:U-NEXT月額料金2,198円×12ヶ月+1,800ポイント×12ヶ月=47,976円相当として計算
※掲載している株価や優待情報は記事執筆時点のものです。最新の情報は、必ず公式サイトや証券会社等でご確認ください。投資判断は自己責任にてお願いいたします。
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