【株主優待で映画鑑賞】Michael/マイケル|ボヘミアン制作陣が描く絶対的父の支配と若きMJの葛藤【レビュー】



はじめに

こんにちは、管理人MASAです。

今回は、東京テアトル(9633)株主優待券を握りしめ、お馴染みのキネカ大森で伝記映画『Michael/マイケル』を鑑賞してきました。

管理人は、マイケル・ジャクソンのことは大ファンとは言えないのですが、「スリラー」の頃からリアルタイムでその熱狂を肌で感じてきた世代。

言わずと知れた絶対的な「King of POP(キング・オブ・ポップ)」です。

ただ、映画を観る前はちょっとした疑問も頭をよぎりました。

「音楽映画なのに、なぜ東京テアトルの誇る高音響システム「odessa(オデッサ)」が入っているシアター(ヒューマントラストシネマ渋谷やテアトル新宿など)での上映がなく、テアトル系ではキネカ大森のみでの上映なのか?」と。

もしかすると、きらびやかなステージシーンよりも「マイケルの壮絶な生き様や内面」にフォーカスしたドラマ重視の内容なのかもしれない・・・。

そう思いながらスクリーンに向かったのですが、蓋を開けてみればライブシーン圧倒的音圧臨場感大興奮

音響設備にこだわらないキネカ大森でも十分すぎる大迫力だったからこそ、「もし、これがodessaだったら一体どうなってしまっていたんだろう・・・」と、贅沢な妄想が止まらなくなってしまいました(笑)。

▶︎ キネカ大森の情報はこちら(公式サイト)
▶︎ 東京テアトルの音響システムodessaの情報はこちら(公式サイト)

映画『Michael/マイケル』最終トレーラー|6月12日(金)全国公開

Michael看板

劇場にはマイケルと写真が撮れる大型POPもありました

ファミリービジネスという名の、父による絶対的支配

物語は、世界的な伝説となる「ジャクソン5」デビュー前に遡ります。

幼い頃から、父・ジョセフによる暴力的なまでの猛レッスンと、視線の向け方にも及ぶ細かな指示を受け続けるマイケル

父にとってこの関係は、家族を貧困から脱出させるための「ファミリービジネス」であり、そこに個人の甘えは許されません。

どれだけ世界的スターになろうとも、父による呪縛支配は解けず、この歪んだ関係性マイケル生涯にわたる深い孤独苦悩の種になっていきます。

普通の子供のように友達と自由に遊ぶ時間すら与えられなかった彼が、心の救いを求めたのは、いつも優しく包んでくれた母・キャサリン、そして純粋無垢な動物たちでした。

マイケルペットといえば、チンパンジー「バブルスくん」が有名ですが、本作を観て、ラマキリンまで飼っていたことを初めて知りました。

もう自宅が完全にサファリパーク状態!

人間社会のドロドロとした支配から逃れるには、動物の楽園を作るしかなかったのかもしれませんね。

「スリラー」で世界を制覇しても、なお実家暮らしだった謎

自身の感性で紡いだ楽曲でソロアルバムを発表し、自立したいと強く願うマイケル

しかし、絶対的な権力者である父・ジョセフに対し、面と向かって「ソロになりたい」と告げることすらできません。

観ていて非常にもどかしさを覚えるのですが、そんな葛藤を爆発させるように、彼は歴史的名盤『オフ・ザ・ウォール』、そして人類史上最も売れたアルバム『スリラー』を世に送り出し、前人未到の大成功を収めます。

ここで管理人が最高にびっくりしたのが、『オフ・ザ・ウォール』で成功し、『スリラー』で世界に衝撃を与えた時点でも、マイケルはまだ実家住まいだったという事実です。

「あれほどのヒットを飛ばし、父の支配にこれだけ苦しんでいるなら、とっとと実家を出て高級マンションで一人暮らしを始めればいいのに!」と思ってしまうのは凡人の発想でしょうか。

それすら決断させないほど、肉体的にも精神的にもすべてを支配され尽くしていたのでしょう。

世界一ゴージャスで、世界一孤独「子ども部屋おじさん(?)」

彼の抱えた闇の深さは計り知れません。

「ボヘミアン・ラプソディ」制作陣による圧巻のステージと、光る役者陣

ライブシーンの演出や、観客の熱狂巨大なステージセット大迫力は非の打ち所がない素晴らしさでした。

それもそのはず、あの伝説のバンド・クイーンフレディ・マーキュリーの歩みを描いて社会現象となった映画『ボヘミアン・ラプソディ』の製作陣が関わっていると聞いて大納得。(※白状すると、管理人、実はまだ『ボヘミアン・ラプソディ』を観ていないのですが・・・!)

そして何より、主演としてマイケル・ジャクソンを演じたジャファー・ジャクソン(マイケルの実の甥!)の憑依レベル熱演が凄まじかったです。

あの独特なダンスのキレ、歌声、繊細な喋り方の癖まで、並大抵の努力では到達できない領域まで完璧に仕上げてきていました。

また、マイケル顧問弁護士役を演じたマイルズ・テラーも非常にいい味を出していました。

少しシルベスター・スタローンを彷彿とさせながら、どこかアジア的哀愁も漂わせる不思議な風貌で、なぜか懐かしさも感じました。

後で公式サイトを調べてみたら、管理人も観劇したあの世界的大ヒット作『トップガン マーヴェリック』で主人公の相棒の息子「ルースター」を演じていた彼だったんですね!そりゃあ見覚えがあるわけです(大スッキリ)。

ちなみに作中、姉のラトーヤは描かれていたものの、妹のジャネット・ジャクソンは登場しませんでした。

このあたりは、やはり大人の権利関係(ライセンス)の壁などがあったのでしょうか・・・?(笑)

👇トップガン マーヴェリックを見た時の様子はこちらから

管理人が長年抱いていた「MJに関する大きな勘違い」

本作を観終わって、自分の無知イメージ先行の怖さを痛感したポイントが2つありました。

① MTVは最初からマイケルの味方ではなかった

劇中、衝撃的だったのが「MTV(音楽専門チャンネル)では黒人アーティストのMV(ミュージックビデオ)は放映できない」という人種差別の壁が立ちはだかるシーンです。
マイケル・ジャクソンこそが「MTVの申し子」であり、彼がチャンネルの価値を爆上げした主役だと思い込んでいたのですが、当時はそんな凄まじい差別があったのですね。
かつてロックンロールの先駆者チャック・ベリーの時代に、「黒人アーティストの写真をレコードジャケットに使うと店頭に置いてもらえなかった」という歴史を聞いたことがありますが、80年代になってもまだ似たような構造が残っていたことに驚きを隠せませんでした。

② アルバム『BAD』の真相

マイケルが名盤『BAD』をリリースした際、当時の管理人は「総合チャートでは1位なのに、ブラックチャートで1位が取れないことに対して、『俺はBAD(ヤバい)なんだぜ!バリバリの黒人だぜ!』と悪ぶってアピールしているのかな」と勝手に思っていました。
しかし観劇後調べてみると、全くそんな事実はなく、前作『スリラー』の時点で、ブラックチャート通算37週1位という歴史的偉業をすでに打ち立てていたのです。
悪ぶる必要など爪の先ほどもない、正真正銘のキングだったわけですね。
イメージだけで勝手に解釈してはいけないと猛省しました。

ネタバレなしの結末:彼の道は続く

映画の結末について詳しくは書きませんが、今回スクリーンで描かれたのは1980年代途中まででした。

物語のラストは、「彼の道は続く・・・」といった、非常に含みを持たせた形で幕を閉じます。

これは間違いなく、後年のスキャンダルやさらなる栄光、そして「THIS IS IT」へと向かう「次回作(第2部)」の制作が予定されているのでしょう。

続編の公開が待ち遠しいですね!

この1年間の映画館で観た私的ランキング

1位 国宝(2025年9月観劇)
2位 Michael/マイケル(2026年7月観劇)NEW
3位 ワン・バトル・アフター・アナザー(2026年1月観劇)
4位 手に魂を込め、歩いてみれば(2026年1月観劇)
5位 ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。(2026年4月観劇)
6位 おーい、応為(2025年10月観劇)
7位 ラプソディ・ラプソディ(2026年5月観劇)
8位 災 劇場版(2026年2月観劇)

※ランキングは「この1年で映画館で観た中で、どれだけ心に残ったか」という私的基準です。映画そのものの良し悪しというより、「そのときの自分の気分にどれだけフィットしたか」です。

株主優待情報(2026年7月4日時点)

今回利用した東京テアトルの優待情報です。映画好きなら持っておいて損はない優待銘柄だと思います。

銘柄東京テアトル(9633)
株価1,625円
権利確定月3月・9月
配当予想30円
配当利回り約1.84%
優待利回り(管理人試算)約5.90%(100株保有時:1枚1,200円として計算)
配当+優待利回り(管理人試算)約7.74%(100株保有時)
優待内容必要株数備考
映画招待券(4枚綴)1冊100株※直営映画館にて1枚につき1名・1回利用可。3D作品・odessaシアターでの特別音響上映は追加料金必要。優待綴の表紙の提示により直営映画館(綴1冊につき1名のみ利用可)・直営飲食店・リフォーム工事を割引価格で利用可
映画招待券(4枚綴)1冊300株
映画招待券(4枚綴)1冊500株
映画招待券(8枚綴)1冊200株※直営映画館にて1枚につき1名・1回利用可。3D作品・odessaシアターでの特別音響上映は追加料金必要。優待綴の表紙の提示により直営映画館(綴1冊につき1名のみ利用可)・直営飲食店・リフォーム工事を割引価格で利用可
映画招待券(8枚綴)1冊300株
映画招待券(8枚綴)2冊400株
映画招待券(8枚綴)2冊500株
映画招待券(8枚綴)4冊1,000株
映画招待券(8枚綴)6冊2,000株

※掲載している株価や優待情報は記事執筆時点のものです。最新の情報は、必ず公式サイトや証券会社等でご確認ください。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

▶︎ 東京テアトル(9633)の最新株価はこちら(Yahoo!ファイナンス)
▶︎ 東京テアトルの株主優待情報はこちら(公式サイト)

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■関連リンク
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