【株主優待で映画鑑賞】ヒューマントラストシネマ渋谷で『本当にあった話(の話)』を鑑賞【レビュー】



はじめに

こんにちは、管理人MASAです。

今回は、東京テアトルの株主優待券を使って「ヒューマントラストシネマ渋谷」で、『本当にあった話(の話)』を観てきました。

予告編で流れていた「配偶者入れ替え連続殺人事件」という強烈なパワーワードに惹かれ、事前情報はほぼゼロ。

「もしかして実話の事件をベースにしたドキュメンタリータッチのサスペンスなのかな?」と勝手な想像を膨らませながら劇場へ向かいました。

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映画『本当にあった話(の話)』本予告【2026年10月2日(金)公開】

「劇中劇」で描かれる舞台制作の裏側と、サレ夫の執着

予告編を見ていたので「劇中劇」であることは予想していましたが、スクリーンで観ると独特な構造になっています。

物語は第一幕、第二幕・・・と舞台の幕立てのように進んでいく構成。

第一幕はかなり短く、何が起きているのか把握しきる前にサクッと終わってしまい、「前情報が少ないと最初はちょっと困惑するな・・・」と思わされましたが、話が進むにつれて関係性が浮かび上がってきます。

主人公の夛田(ただ)は、妻の浮気を確信して離婚した、いわゆる「サレ夫」。

そんな彼が、妻が夫を次々と殺害しては男を乗り換えていくという奇妙な「配偶者入れ替え連続殺人事件」を知り、あろうことか最初の被害者である夫・マサキに自分自身を投影。

そして、その事件を舞台化しようとする劇団の「マサキ役」のオーディションに応募する・・・。

この時点で、すでに不穏な空気がプンプンと漂ってきます。

水上恒司の怪演と、実力派キャスト陣のアンサンブル

登場人物たちはどいつもこいつも一癖も二癖もあり、特に主人公の夛田は「粘着質で面倒くさくて、とにかくヤベー奴」そのもの。
グルテンフリーを実践している舞台仲間にその科学的根拠をネチネチと執拗に問い詰めたり、自分の身勝手な思い込みからマサキと妻・貴子の関係性の解釈を強引に変えようとしたり・・・。
この一筋縄ではいかない難役を演じきったのが水上恒司さん。
オーディション当初のおどおどした素人っぽさから、次第に周囲を巻き込み、劇団そのものを心理的に支配していく過程、そして被害者マサキが憑依したかのような狂気。
ヤベー奴感のボルテージが上がっていく怪演・快演には思わず引き込まれました。

共演陣もとにかく強烈です。

  • 黒木華さん(妻・貴子を演じる米良役)
    年齢的にも崖っぷちで、役を掴むためなら演出家に身体を許すことも辞さない覚悟を持ちながら、お酒が弱いせいなのかどうにも間が悪くなかなか結ばれない・・・という絶妙なズッコケ感を飄々と好演。ラストシーンで見せた「にっこり」とした表情は意外性に満ちていて、背筋がゾワッとしました。
  • 佐々木蔵之介さん(舞台演出家・加藤役)
    先月観た『踊る大捜査線』での渋い演技とは打って変わり、時代錯誤なハラスメント全開の権力者を大迫力で体現。理不尽な演出家像が生々しすぎます。

👇 先月観た『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』のレビューはこちらから

  • 小池栄子さん(脚本家・垣内役)
    今回、個人的に最も目を奪われたのが小池栄子さんでした。バリバリ仕事ができるフェミニストの脚本家を、淀みのない立て板に水のようなセリフ回しで演じ切っており、画面にいるだけで場の空気が引き締まる圧倒的な存在感。小池さんの本格的な芝居をスクリーンでしっかり観たのは初めてだったのですが、本当に素晴らしくて感動しました。

鑑賞後の率直な感想:スッキリ感はないが、日常に潜むリアルな怖さ

物語として明快な結論を感じることができなかったため、終映後に「なるほど、すっきりした!」という爽快感はありません。

ただ、この手の不条理劇や心理サスペンス、不穏系ミステリーとしては、このモヤッとした着地こそが狙い通りなのかもしれません。

観終わってよくよく振り返ってみると、

  • 自己中心的で粘着質なトラブルメーカーの夛田
  • 時代錯誤なパワハラ親父の演出家・加藤
  • 立て板に水のマシンガントークで武装したフェミニスト脚本家・垣内
  • 焦りから手段を選ばないものの、どこか中途半端な米良

・・・彼らのような人物って、映画の中だけの怪物ではなく「日常や職場の身近なところにも普通に転がっているよな」と気付かされ、後からじわじわと嫌なリアルさが効いてくる作品でした。

この1年間の映画館で観た私的ランキング

1位 開戦前夜(2026年9月観劇)
2位 Michael/マイケル(2026年7月観劇)
3位 ワン・バトル・アフター・アナザー(2026年1月観劇)
4位 手に魂を込め、歩いてみれば(2026年1月観劇)
5位 踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!(2026年9月観劇)
6位 ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。(2026年4月観劇)
7位 ラプソディ・ラプソディ(2026年5月観劇)
8位 本当にあった話(の話)(2026年10月観劇)NEW
9位 災 劇場版(2026年2月観劇)

※ランキングは「この1年で映画館で観た中で、どれだけ心に残ったか」という私的基準です。映画そのものの良し悪しというより、「そのときの自分の気分にどれだけフィットしたか」です。

株主優待情報(2026年10月10日時点)

今回利用した東京テアトルの優待情報です。映画好きなら持っておいて損はない優待銘柄だと思います。

さらに嬉しいニュースとして、2026年9月末の基準日から「長期保有特典」が新設され、なんと全国のイオンシネマで使える映画チケット(ACチケット)が追加付与されることになりました!

テアトル系列は東京に4館と大阪、兵庫にそれぞれ1館づつと特定地域にしかないのでイオンシネマで使えるチケットがもらえると選択肢が拡がりますよね。

ええ、管理人は100株保有なので、残念ながら長期保有特典の対象外です・・・。

銘柄東京テアトル(9633)
株価1,713円
権利確定月3月・9月
配当予想30円
配当利回り約1.75%
優待利回り(管理人試算)約5.60%(100株保有時:1枚1,200円として計算)
配当+優待利回り(管理人試算)約7.35%(100株保有時)
所有株式優待内容(年2回)長期保有特典(年2回)
100株以上東京テアトル映画ご招待券 4枚適用なし
200株以上東京テアトル映画ご招待券 8枚継続保有1年以上でACチケット 1枚
継続保有3年以上でACチケット 2枚
300株以上東京テアトル映画ご招待券 12枚
400株以上東京テアトル映画ご招待券 16枚
500株以上東京テアトル映画ご招待券 20枚
1,000株以上東京テアトル映画ご招待券 32枚継続保有1年以上でACチケット 2枚
継続保有3年以上でACチケット 3枚
2,000株以上東京テアトル映画ご招待券 48枚

※長期保有特典は、200株以上を同一株主番号で1年以上(3月末・9月末の名簿に連続3回以上記録)継続保有した株主が対象です。
※掲載している株価や優待情報は記事執筆時点のものです。最新の情報は、必ず公式サイトや証券会社等でご確認ください。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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■関連リンク
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